青森県平川市に鎮座する猿賀神社(さるかじんじゃ)は、古くから津軽地方の人々の信仰を集めてきた歴史ある古社です。農業や漁業、交通安全のほか、とくに眼の守護神として広く知られており、県内外から多くの参拝者が訪れます。境内には美しい蓮池が広がり、季節ごとの景観も魅力の一つです。本記事では、猿賀神社の御祭神やご利益、お守り、御朱印、アクセスの詳細についてわかりやすく解説します。
猿賀神社の概要
猿賀神社は、青森県平川市猿賀石林にある由緒正しい神社です。平安時代、征夷大将軍であった坂上田村麻呂が蝦夷平定の際に「神蛇宮(じんじゃぐう)」として建立したのが始まりと伝えられています。本殿は青森県の重宝に指定されており、厳かな雰囲気を漂わせています。
神社の周囲は広大な公園(猿賀公園)として整備されており、敷地内には「鏡ヶ池」と「見市ヶ池」という二つの大きな池があります。特に夏場は鏡ヶ池一面にピンク色の和蓮(蓮の花)が咲き誇り、その美しい景色を楽しみに訪れる観光客やカメラマンで賑わいます。地域に根付いた祈りの場であると同時に、人々の憩いの場としても親しまれている神社です。
猿賀神社の御祭神は?どんな神様を祀っている?
猿賀神社では、主祭神として以下の神様をお祀りしています。
- 上毛野君田道命(かみつけののきみ たじのみこと)
田道命は、仁徳天皇の時代に蝦夷討伐の命を受けて派遣された将軍です。日本書紀などの伝承によれば、戦の末に命を落としましたが、のちに大蛇の姿となって現れ、蝦夷を平定したという伝説が残されています。この神話から、古くは「神蛇宮」と呼ばれ、強力な守護神として崇敬されてきました。
また、相殿神(あいどのしん)として、食物や穀物を司る神様である保食神(うけもちのかみ)も合わせてお祀りされています。
猿賀神社のご利益で知られる理由
猿賀神社は、以下のような多彩なご利益で知られています。
- 眼病平癒・眼の健康:古くから「眼の守護神」として厚い信仰を集めています。目に悩みを持つ方や、目の健康を願う方が多く参拝に訪れます。
- 農漁業守護・五穀豊穣:相殿に保食神を祀っていることや、地域の生活と密着してきた歴史から、農業や漁業に携わる方々の守護神として信仰されています。
- 交通安全・家内安全:力強い平定の伝説を持つ田道命の御神徳から、厄除けや日々の安全を祈願する方も多くいらっしゃいます。
- 出世運・仕事運:国家のために尽力した武将の神様であるため、仕事での大成や出世を願う参拝者にも支持されています。
猿賀神社のお守り・授与品・御朱印情報
猿賀神社の社務所では、様々なお守りや御朱印をいただくことができます。
■御朱印について 通常御朱印は、社名と参拝日がすっきりと墨書きされた王道のものを通年で受けることができます(初穂料500円目安)。また、猿賀神社ならではの特徴として、夏限定の「蓮の花御朱印」が人気です。鏡ヶ池の蓮が咲く7月中旬から9月末頃までの期間限定で頒布されることが多く、季節の参拝記念として喜ばれています。秋には十五夜大祭限定の御朱印が頒布されることもあります。
■お守り・授与品について 眼の守護神として信仰されていることから、健康や身体安全に関するお守りなどが用意されています。また、特定の祭事(観月祭など)の参列者限定で授与される特別なお守り「つきまもり」なども存在します。
※御朱印やお守りの種類、初穂料、頒布期間などは変更される場合があります。最新情報は現地でご確認ください。
猿賀神社へのアクセス・駐車場情報
猿賀神社は駅から徒歩圏内にあり、車でもアクセスしやすい立地です。
- 電車でのアクセス:JR弘前駅で弘南鉄道弘南線に乗り換え、「津軽尾上駅」で下車。そこから徒歩約15分です。
- 車でのアクセス:東北自動車道「黒石I.C」から約10分。
■駐車場について 猿賀公園の無料駐車場を利用することができます。敷地が広いため駐車台数にはゆとりがありますが、夏場の「蓮の花まつり」期間や、お正月(初詣)の時期には大変混雑します。初詣の際には周辺道路で車両進入禁止などの交通規制が行われることもあるため、時期によっては事前の確認をおすすめします。
参拝前に確認しておきたいポイント
- 参拝時間:境内は24時間開放されており、いつでも参拝可能です。
- 授与所・社務所時間:ご祈祷や御朱印・お守りの授与受付時間は季節によって異なります。4月〜10月は8:30~16:30、11月〜3月は9:00~16:00が目安です。
- 景観のベストシーズン:境内の蓮が見頃を迎えるのは、例年7月中旬から8月中旬にかけてです。この時期の午前中(蓮の花が開く時間帯)の参拝が特におすすめです。
- 行事・祭事:旧暦1月7日に行われる「七日堂大祭」などの伝統行事も見どころの一つです。
猿賀神社の基本情報
| 神社名 | 猿賀神社(さるかじんじゃ) |
|---|---|
| 住所 | 青森県平川市猿賀石林175 |
| 御祭神 | 上毛野君田道命、保食神 |
| 主なご利益 | 眼病平癒、五穀豊穣、交通安全、出世運など |
| 参拝時間 | 境内自由 |
| 授与所・社務所 | 8:30~16:30(4月~10月)/9:00~16:00(11月~3月) |
| アクセス | 弘南鉄道「津軽尾上駅」から徒歩約15分/東北道「黒石I.C」から車で約10分 |
| 駐車場 | あり(猿賀公園の無料駐車場を利用) |
| 情報取得日 | 2026-04-12 |
まとめ
青森県平川市に鎮座する猿賀神社は、蝦夷平定の伝説を持つ力強い神様をお祀りし、眼の健康や農漁業、交通安全のご利益で厚く信仰されている神社です。美しい蓮の花が咲き誇る池など、四季折々の自然を感じられる境内は、心身をリフレッシュする参拝先としてぴったりです。青森や弘前周辺を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。